2020年6月某日の12時過ぎに訪ねた。
淀屋橋駅を出て徒歩4,5分ほどの場所にあるうどんすきで有名な「美々卯 本店別館」。東京都の美々卯は撤退し、大阪でしか味わえないとのことでたまたま見かけた店舗に訪問。

かなり広い店内は6割方客で埋まっていた。
店員さんに案内されて奥のテーブル席に1人で座る。
メニューを眺めるが、やはり全体的に値段設定は高め。うどんすきで有名な店だから麺類はうどんだけかと思いきや、そばのメニューも提供していた。
迷った挙句「かやくうどん」¥1,250を注文。
落ち着いた雰囲気の店内は大阪の上品な客で占められている。接待、会食に使うにも良い店だろう。本店には伺ったことが無いが、別館だからか内装が新しくキレイな印象。
10分ほど待って提供される。

鮮やかな色合いのかやくうどん。具材が豪華。うどんを冷ますための別皿も付いてくる。
具材として湯葉や生麩、うなぎが入っている。野菜も見た目が上品。

食べてみると、甘めのつゆが特徴的。うどんの麺自体はそれほど印象に残らない。
具材の食感を楽しみながら味わうかやくうどん。つゆに浸ったうなぎが特に美味しい。
うどんすきの風情を感じさせてくれる一品。
野菜はやや大きいようには感じるが、食感が程好く残って味わい深い。
高齢のお客さんも多いからか、ボリューム的にはそれほど無い。上質な具材をやさしい味わいのつゆとうどんで楽しむ。
完食して、雰囲気の良い店内でお茶を飲む。
大阪らしくないうどんを堪能できる「美々卯」。忙しないうどん屋を好まない人には良い店であろう。
とは言え、1,250円という値段設定は少々高いようには感じてしまう。