2020年5月のとある休日の11時過ぎに訪ねた。
西新宿駅を出て徒歩4,5分ほどの場所。野村ビル地下にある「麺屋 翔 みなと」。
鶏スープの名店である「麺屋 翔」が真鯛スープのラーメン店をOPENさせている。

カウンター席のみのキレイな店内には先客なし。
食券機で「真鯛の塩らーめん」¥900を選択。
カウンター席に1人で座り食券を提示。店員さんが出してくれる水が仄かに魚のフレーバー。水はセルフにした方が良いと思う。
5分ほど待って提供される。

黄金色の澄んだスープに細めの麺、磯のり、チャーシュー、メンマ、ネギ、三つ葉が乗っている。
真鯛のスープを啜ってみる。真鯛の風味が漂っているが、これは臭みが出てしまっているようにも感じる。
洗練された真鯛のスープとは言い難い。海鮮の風味は感じるが、どうにも雑味のように思えてしまう。
麺は歯応えが良く、スープも良く絡む良い麺。
卓上の愛媛いよかん八味を振って香りを付けてみる。悪くはないが、スープの惜しい印象を覆すまでには至らない。

厳選された食材をこだわりの調理法で仕上げているのだろうが、個人的には好みでは無かった。
それでも、このクオリティで真鯛のラーメンを提供しているのは流石「麵屋 翔」グループの店舗である。
一度、試して損の無い一杯ではある。