2020年3月のとある土曜日の19時頃に訪ねた。
熱海駅から徒歩3分ほどの場所にあるイタリアン料理店「LEONE 9」。


それほど広くない店内は6割程度客で埋まっていた。
事前にコース料理で予約してあり、半個室に案内される。
テーブル席に2人で座り飲み物は白ワイン「サンタレッリ」¥700をお願いする。

コース料理は「シェフのおまかせ」4,200円のメインを牛肉に変えて500円プラスしてリクエストしてあった。
新じゃがの温かいスープ:じゃがいものスープにオリーブオイルがたっぷりかかったもの。オリーブの風味が香り高く良い一品。

フォカッチャ:スープの後にフォカッチャがやって来る。柔らかくて香ばしい。

ブッラータチーズとトマト:貴重なブッラータとトマトの組み合わせ。程好い甘みで上質なトマトとチーズの組み合わせは良い。安定のクオリティというところか。

生ハムとホワイトアスパラのフリット:カラッと揚がったホワイトアスパラと生ハムの組み合わせは絶妙。非常に味わい深い一皿。「ピポリ」¥750と組み合わせて飲むことに。この辺りでこの店の接客が妙なことに気付き始めた。若い男性店員が隣のテーブルのオーダーでかなりやらかしているようだ。牛肉と豚肉を間違えたり、白ワインと赤ワインのボトルを間違えたり。イタリアンの接客業でそれなりの単価の店において、これは結構致命的。


生シラス、ワカメ、カラスミのパスタ:かなり小量のパスタだが、カラスミのインパクトが良い。磯の香りが程好い漂う美味パスタ。

生ウニのクリームパスタ:カラスミに次いで、生ウニのクリームパスタ。こちらは食べ応えがあって満足度が高い。それにしても接客は微妙。根本的に接客に向いていないと思われる。気が利かないし、客の求めるものを理解していない。

群馬県産上州牛のロースト:メインの上州牛のロースト。結構レアな焼き加減。赤身肉なので、すんなり食べられる。付け合わせのポテトも香ばしくて非常に美味しい。隣席の客は接客レベルの低さに困っていた。どうにも気になる。

ドルチェ:最後はチーズを使ったドルチェ。特に説明の無い提供は残念。コーヒーと共に味わう。


料理は素材も素晴らしく、非常に美味しく頂いた。値段にも満足出来た。唯一、接客が残念であった。
流石にこの料理の質・値段であの接客はこの店にとって致命的になりかねない。諸々改善の余地がありそうな店。