2019年3月某日の12時過ぎに訪ねた。
新宿三丁目駅を出て徒歩5分ほど。新宿五丁目の飲食店エリアの一角にある「味彩 吉野」。外観的には雰囲気のある割烹料理店。

表の看板で麻婆豆腐、カレー、ハヤシライスを提供しているという案内があるが、意外性がある。

店内には先客無し。
店内の雰囲気的にも麻婆豆腐で出るような感じはない。THE和食の店内。
客が居ないのが不思議ではある。昼時の良い時間だが、店構え的に躊躇してしまうのだろうか。
カウンター席に1人で座り、表の看板で案内していた「四川麻婆豆腐」¥800を店主に注文。
5分ほど待って提供される。

ライスに四川麻婆豆腐がかかっている。そこにサラダと小さいコンソメスープが付く。

店内に写真が飾ってあったが陳健一にも認められた味らしい四川麻婆豆腐は程好い山椒の風味が心地好い。それほど刺激は強くない。もっとビリビリ来ても良いかな、という印象は持った。

コクもあって、妙に塩辛くないので食べていて飽きない味になっている。優しい四川麻婆豆腐と白飯の組み合わせもまた良い。
ちょっと辛さを感じたらサラダとコンソメスープで和らげることが出来る。コンソメスープは繊細ながらまろやかで良い味。
トータルで800円という値段は安いと思う。外観的には割烹料理店のようだが、店内では本格的な四川麻婆豆腐を提供しているというのは面白い。
他にはカレーとハヤシライスを提供しているとのことで、また別のメニューを求めて改めて食べに来たいと思った。