2019年12月某日の19時過ぎに訪ねた。
新橋駅を出て徒歩5分ほど。雑居ビルの2Fにある小料理屋「妙」。階段を更に進むと店舗型のヘルスがあるという中々の立地。

ご夫婦で経営している落ち着いた店。
こじんまりとした店内には先客なし。
カウンター席に1人で座り「ビール」¥500をお願いする。サッポロ黒ラベルというのは個人的に嬉しいセレクション。

女将さんと会話をしながら料理を提供してもらう。
菜の花:シャクシャクとした食感が実に心地好い菜の花のお浸し。仄かな苦味が爽やかで実に良い塩梅。

菊の花:菊の花をポン酢で和えてある一品。こちらも食感が非常に良い感じ。菊の花がこのようにして食べられるとは知らなかった。美しくもあり、実に美味。

里芋煮:女将さんオススメの里芋煮。柔らかくて味付けが程好い塩加減。久々に食べた里芋煮はおふくろの味がして温かみのある煮物であった。

鯵の干物:オヤジさんがこだわって仕入れている鯵の干物。これは長崎の干物であったかと思う。確かに身がふっくらとして味は中々シャープな一品。日本酒と共に味わう。

温かみのあるご夫婦との会話を楽しみながら一人呑みも悪くない。
本当に家庭的で美味しい料理が楽しめる店。
お会計は3,500円。この値段は満足度が高い。
新橋の雑居ビルの一角にオアシスを見つけてしまった。ちょくちょく通うことになりそうである。