2019年10月某日の19時頃に訪ねた。
横浜駅を出て徒歩3分ほど。ビルの3Fにある「すし 松風」。

清潔感のある店内には先客2名。
カウンター席に2人で座る。
「季節のおまかせ握りコース」¥13,000を予約してあったので、そちらをいただく。
飲み物は「プレミアム生ビール 熟撰」¥1 ,000でスタート。スッキリとしたビール。

もずく:最初に出てくるのは程好い酸味のもずく。それなりのクオリティ。

鮪のトロ:握りの最初がトロ。大トロと中トロの中間くらいのもの。良い握り。

前菜(黒バイ貝、鮪の酒盗、生野菜、あん肝ソース):見た目にも美しい前菜。酒のつまみ的な品が盛り込まれているが、黒バイ貝のクオリティが良い感じ。珍味を楽しみながら酒を味わう。

白烏賊:藻塩が降りかけられた白烏賊の握り。スッキリとした味わいの握り。

鯵:コクのある鯵の握り。切り込みの入り加減がちょうど良い。ここでガリが提供される。既製品だが良いクオリティのガリ。


カニクリームコロッケ:握りの後に出てくるカニクリームコロッケ。カニの身がちょうど良い感じで入っている。白ワイン「ミッシェル・リンチ・ブラン グラス」800と共に堪能。


秋茄子と鰻:上品な一品。茄子と鰻にみょうがの組み合わせが素晴らしい。サッパリとした味わい。

ハタ、平目の昆布締め、煮蛸:塩で食べるハタの刺身。歯応えと程好いコクが良い感じ。平目も味わい深い。煮蛸もシンプルに美味しい。最近よく飲む米焼酎「八海山 よろしく千萬あるべし」¥800の水割りに合わせて堪能。


ムラサキウニ:ムラサキウニ2種を海苔に巻いて楽しむ。程好いウニを味わいながら焼酎を飲んでもまた良い。

小肌:ここで小肌の握りを楽しむ。良い塩梅でちょっとクセがある感じが美味しい。

白烏賊のゲソ:握りで食べた白烏賊のゲソを焼いたものを味わう。香ばしくて良い塩梅。

赤貝:切込みが良い感じで入っている赤貝の握り。見た目に美しくてコクがある。食べやすい赤貝。

赤身の漬け:旨味を感じる赤身の漬け。程好く濃厚な味わいが特徴的。

北寄貝:北寄貝をダシ醤油でほんのり味付けしたもの。良いつまみになる。「三連星 吟吹雪」¥1,600と共に味わう。


イクラご飯:イクラととびっこの入った小どんぶり。食感が楽しく、イクラのクオリティも良い感じ。

鱧の茶碗蒸し:鱧と梅肉の入った茶碗蒸し。梅の味が効果的。上品な美味茶碗蒸し。

オクラ:ここでサッパリさせるオクラが登場。面白い構成で、非常に効果的な一品。

車海老:火を入れた車海老の握り。海老の美味しさを感じられる良い握り。

穴子:柔らかく濃厚な穴子の握り。小さめのサイズ感ながら存在感のある一品。

玉子:ジューシーで良い甘みの玉子焼き。デザート的に楽しめる。

かんぴょう巻き:寿司はかんぴょう巻きでフィニッシュ。良いクオリティと良い流れ。

あおさとアカモクの味噌汁:最後に味噌汁を味わう。あおさとアカモクという渋い組み合わせが良い。

デザート:最後は抹茶のプリン的なデザート。程好い甘みでオジサンが食べても満足できる。

コースの構成が面白い「すし 松風」であった。接客は特に問題も無く、居心地は良かった。
ワインでも日本酒でも合うような寿司コースが横浜スタイルだろうか。満足できる店であった。