2019年10月某日の11時頃に訪ねた。
田端駅を出て徒歩3,4分ほどの場所にある弁当屋「ニコニコ亭」。

特に客が並んでいる様子は無い。
年季の入った弁当屋。表のメニューを眺めてレジ前のガラス戸を開けて注文する。
この店の実力を測るべく、オーソドックスなものを食べようと思い「チキン南蛮弁当」¥480を注文。
3,4分ほど店の前で待って弁当を受け取る。
早速、自分のオフィスに持ち帰って食べてみる。
トラディショナルな感じの包装は嫌いじゃない。

弁当の構成はかなりシンプル。

ご飯、チキン南蛮、炒めたパスタ、ポテトサラダ、漬物。そこに袋に入ったタルタルソースが添えられている。
キューピータルタルソースの袋を開けて、チキン南蛮に振りかける。
甘酢が無いのが残念なところ。
タルタルとチキンを食べてみると、美味しい。美味しいというよりも懐かしい味と表現した方が正確。
個人的には子供の時に食べたかまどやのそれに等しい印象を持った。
本場のチキン南蛮とは異なる、弁当のおかずらしいチキン南蛮がそこにはあった。
炒めただけのチープなパスタもある意味懐かしい味。
郷愁の味で弁当をスイスイと食べてしまう。
懐かしさ込みで満足できる弁当であった。480円という値段設定なら安いと言えるのではなかろうか。
田端エリアでは貴重な弁当専門店。郷愁の味を求めて他の弁当も色々試してみようと思う。